フリーランスエンジニアクリエイターの小松です。
次はスキルシートについてお話したいと思いますけども、
フリーランスエンジニアになるために一番最初に大事なのが
履歴書、普通の面接に行くためには履歴書っていうものが必要ですけども
フリーランスエンジニアとして活動するにはスキルシートっていうのが大事なんですよ。
自分でフリーランスエンジニアに仕事を出す側の企業として
そのエンジニアがどういうスキルを持っているかっていうのを知るための資料です。
A4くらいで簡潔にまとめて多くてもA4二枚です。
若い人はA4一枚で十分で、やってきた内容とかスキルとか経験とか
そういうのがわかりやすく
企業の人に見てもらえるように書くわけですけども
そこで色々ポイントがありまして
何かというと、名前とか年齢とか学歴とか書くんですけども、信用のおける人間かどうかっていうのが1番言いたいところですよね。
まずは見たいところですよね。
そこでよく分からないところで濁す人がいるんです。
大学名とか学歴とか。
別にオープンにしても減るもんじゃない内容に関してはオープンにした方がいいです。
あまりにも学歴が低くてよく分からない大学だったら
大学卒とか書いといてもいいけど。
別にどうでもいいんで、
よくわからない大学でも。
何とかかんとか大学の医学部とか書いといた方がいいんです。
どこやこれって思われます(興味持たれます)。
あとは得意分野をちゃんと書くようにした方がいいです。
自分はphpもやって、javaもやって、これもやって、
なんかアンドロイドスタジアムを使ったことあるんだけども、
IOSも作ったことあるんだよね、みたいな。
色々やりすぎて、スキルシートに色んなこと書いて
いろんなこと書いてるからすごいと思われると思ってる人いると思うんですけど、
僕もそういうタイプでしたけども。
わかりやすく自分が一番何が得意でどういう
案件を自分でやっていきたいかっていうのを
明確にしたほうがいいです。
あなたは何屋さんですかっていうのをはっきりさせたほうが絶対的に
仕事は取れます。
で、どういうことかというと 例えばあなたがお店に入って、よく分からないお店に入ってパンが並んでたとするじゃないですか。
カレーパンだ、食パンだ、フランスパンだ、とか。
パン屋さんかな、みたいな。
で、その隣に分度器が置いてあって、その次に本が置いてあって、その右にはペットフードが置いてあって、みたいな。
何屋さんやねん、みたいな。
そんな店入ったら、パンは買いたいかなって思ったけど、なんか
よく分からないから、ちょっと店を出よう、みたいな。
ちょっとよくわからないお店で買いたくないですよね。
逆に、違うあるお店に入ったら、まずカレーパンが置いてありました、と。
そしたらカレーパンの種類が他にもあって、30種類くらいカレーパンがズラーって並んでて
食パンとか他のパンは一切ないですよ。だけどもカレーパンばっかり置いてあるカレーパン専門店のパン屋さん、どうですかね。カレーパン1個くらい買ってみようかなって思いますよね。
こんなにカレーパンにこだわってるんか、みたいな。
だったら買ってみようかな、みたいな。
専門性を上げると、カレーパン嫌いな人とかカレーパン絶対食べたくない人は一個も売れないっていう話になっちゃうんで、食パンも置いといたほうがいいんじゃないですかっていう気もするんでけども、でも別に専門性が高い方が絶対に価値は上がるんですよ。
なんかすごそうとか、おいしそうとか思いませんか、30個もカレーパンが並んでたら。
普通のパン屋さんにカレーパン置いてあるとしても、一種類か二種類くらいですよね。
あと、あなたがガンになりました。そうした時に、なんでも治せます総合病院っていうところに行くか、ガン研究センターに行くか、どっちか、って言われたら、やっぱりガン研究センターに行って治してもらえないかなと思いますよね。
だってガンだけに特化して研究してんだからそこで無理だったら総合病院でも無理かなって思いますよね。
そういう話なんですよ。
だからスキルシートもあなたは何屋さんかはっきりさせる必要があるんです。
えー、でもjavaもいっぱいやってたしphpもやってたし、みたいな、うん。
でもあとは結局何がやりたいかっていう話なんで。そこですよ。
逆に、コールみたいなしょうもない、まあしょうもないなんて言ったら怒られるか、古くてあんまり単価の上がらない言語はむしろ書かない方がいいくらいの話ですよね。
やってたこと抹消するみたいな。
聞かれたらやってましたって言ってもいいけど、あんまり色々やってましたっていうよりも、こればっかやってましたって言う風に書いた方がわかりやすいし、いいですよね。
あとは色んな案件を細かくやってる人はちょっと微妙ですよね。1ヶ月とか2ヶ月とかの案件がいっぱいある人は、この人ってなんか現場に馴染めずに上司に気に入られずに仕事転々とさせられた、色んな案件をぐるぐる回されて、要らない要らない要らないでさせられたのか。
だから微妙かなって思われちゃうのも微妙なんで、案件はあんまり分けずにできれば6ヶ月とか1年単位でまとめて書いた方がいいです。
一つの会社でマルチでタスク受けてました、とかいう時にはそれも分かるようなスキルシートに書いた方がいいです。
僕の門下生も書いてきたのがぐちゃぐちゃになってるんで全部僕が添削して綺麗にわかりやすくまとめるようにしてます。
あとは意外に大事なのが、自己PRの部分ですけどね。
自己PRで、例えばなんかこういうことが得意です、とかマネージメントが得意です、とか。スキル的な部分。
やっぱりスキルシートなんでスキルについて得意分野を書いた方がいいですね。
若い子に有りがちなんですけど、例えば上流ばっかりやってたから、実際のIT技術には触れてないから、コミュニケーション能力が高いですとか。
それでも悪くないけどダメですね、はっきり言って。
なんで、ちょっと強気にphpはずっとやってきたんで得意です、とか、このフレームワークは得意です、とか、書いた方が分かりやすいですね。
で、もう一つ、強みは2つくらい書いて、一つはスキルについて、もう一つは、そうですね、コミュニケーション能力とか、あとは対人関係ですね。人と人と関わる仕事なので、エンジニアだからって一人でやってるわけじゃないから、とにかくコミュニケーションは大事ですよ。
そこで円滑に、いい具合にコミュニケーションをとりながらプロジェクト進めていけるかなってところも見られるんでやっぱり。
そこも書いといた方がいいけどもコミュニケーションの部分がメインになるのは良くないんですよ。
一番やってはいけないことが、土日でも頑張ってセミナーに行って、人間力を高めるセミナーに出てますみたいなそういう気持ち悪いことを書く人1番ダメですね。
浮世離れしてるというか、生き急いでる感があるというか。
僕はそういう自己啓発的な部分も非常にお金かけて学んできているんで、そういうことをやること自体はいいことだと思います。だけどもスキルシートに書かないでね。うん。
頑張ってお金かけて時間かけて頑張ってることであるけども、そのスキルシート見るの、一般のIT企業のサラリーマンのおじちゃんです、と。
そういうおじちゃんが土日にまで自己啓発セミナーに出て自分を高めるみたいな話をしている人の気持ちは理解できないですね。
じゃあどう思うか。そういうおじちゃんはそういう人を見て、気持ちわる、って思うんです。気持ちわるって思ったら一緒に働きたくないし、話したくもないし、会いたくもないわ、みたいな話で終わるわけです。
なんで、一般のサラリーマンが持ってる感覚からずれないように振る舞う、これは面談の時の話でもあるんですけど。
そういう、なんかちょっとフリーランスって人生をより良くしたいとか頑張りたいとかそういう、ただのサラリーマンで終わるよりかはもっと豊かにもっと自由にもっと経済的にもっと時間も自由に、自分の好きなことをしてよりエンジョイしたいっていう向上心のある人が多いと思うんですけども、その感覚ですらサラリーマンとはかけ離れてるんで理解し難い部分があるんですよ。
だからそこを強調しちゃうと、生き急いでいる、やる気があるけどもなんか気持ち悪い、人みたいになって、なんか敬遠しちゃうんですよね。
学校のクラスで陰キャラと呼ばれる人たちが、イケイケ軍団のイケメンや美女が集まるグループには近寄り難いっていう感じになっちゃうですよ。別に悪いことしてるわけじゃないけども、もうタイプが違いすぎてなんかちょっと、あぁ…、みたいな感じになることが多いので。
いかにもサラリーマンっぽいところからはあんまりずれないようなスキルシート、面談でのアピールにしていく方が、サクッと仕事取れますよ。
逆に、どっかのIT企業のベンチャー企業の社長とかにプレゼンしたりとか、仕事貰うときは、むしろその頑張ってるところの部分をアピールして行った方が、さらに評価高くなるんですけど。
どういう話するかは、人によって変えた方がいいっていう。
空気を読むっていう話ですよね。