エンジニアの面談でアサインをもらう方法
フリーランスエンジニアクリエイターの小松です。
次に、面接、面談の時の話し方について何ですけども。
どうなんですかね、面談、面接で緊張するよっていう方も結構いると思うんですけど、練習していけば、そんなに緊張しなくなると思うんですけどね。
そこら辺のメンタルの部分はマインドセットのところでお話ししたので、今回はどういう風に面談でアピールしていけばいいかっていうことをお話しすると同時に、面接ではなく面談なんですね。
エンジニアの案件を紹介してもらって、企業の人と話すっていう機会が面談なんですが、なぜ面接と呼ばれないのかっていうこと、知らない人も多いんじゃないかと思うんですけど。
面談というのは、対等だっていう意味なんですよ。
だからエンジニアがその会社で働くかどうか、その仕事を受けるかどうかを判断するっていうことですよね。
場合によってはお断りするわけですよね。
なんでお断りするかって言ったら、それはブラックだからですよね。
この会社で働いたら夜中までやらされそう、みたいな。
土日も働かされそう、とか。
そういうところで、ちょっと気分が悪い、受け答えをする企業の人だったら、逆に、エンジニアとしてお断りします、みたいな。
そちらの仕事を。
というのも、エンジニア側がその仕事、案件を選べる時代になってるんですよね。
案件が多いから。
だから売り手市場っていう話ですよね。
だから、どっちかっていうと企業があなたをジャッジするんじゃなくて、あなたが企業をジャッジするつもりで面談をした方がいいですよ、と。
なので、質問もいっぱいしたらいいと思いますよ。
とは言っても、OKもらいたいわけですよ、とりあえずは。
全面的にお金を払う側の人がいて、お金をもらう側の人がいるわけなので、お金を払う側の人が、望んでいることをやれたら、お金をもらえるわけなんですよ。
だからこれは、役者の仕事と、似てます、とよく言ってるんですけども。
監督がいて、俳優がいて、女優がいて、演じる役があって、俳優とか女優さんの役柄は決まってて、こういう明るい性格で、とか、テキパキやって、とかそういう性格がもう決まってるんですよ。
監督さんが望むね、イメージというのはもう決まってるわけですよ。
そういう、イメージに合う人を探してるわけですよ。
エンジニアも同じように。
なので、女優さんとか俳優さんが、本当はどういう性格をしてるのか、とか、本当は過去の経歴とかどういう経歴なのかとか、別にどうでもいいんです、はっきり言えば。
役さえ完璧に演じてもらえればそれでいいんです。
沢尻エリカは純粋な役柄を演じてるじゃないですか、ドラマで。
名前はパッと思い浮かばないですけれども。
ただプライベートでは、別に、とか言ってるわけですよね。
でも美人だ、みたいな話で。
だから結局のところ、エンジニアとしても、あなたが素の自分はどうなのかなんてのはどうでもいいことなんですよ、はっきり言えば。
お金をくれる人に対して、望んでいる役柄を、演じ切ることができれば、それでいいわけですよ。
だからある意味、素直にならなくていい、というか、本当の自分である必要はない。
でも、僕は素の自分で仕事したいんですっていう人がいるんですけど、そういう人は自分でビジネスしてください。
自分のボスは自分だっていうビジネスをしてください。
お金を出してくれている人がいる限りは、受注するっていう形である限りは、フリーランスであろうが、サラリーマンであろうが、言われた通りに振る舞う、というところからブレないわけですよね。
だからそういうやり方が嫌だったら、自分のビジネスを持ってください。
そうするにはリスクもあるし、いきなりは、パッとできない。
やり始めたところで、すぐにお金が入ってくるわけでもないから、ちょっと時間のかかる話じゃないですか。
なので、とは言っても生活は成り立たないといけないから、ある程度お金を稼がなきゃいけない為の手段として、フリーランスエンジニアっていうのをお勧めしているわけです。
手っ取り早く、簡単に高収入が得られるから。
安定的に。
その収入を得た状態で、平日の夜とか、土日を使って、自分の好きなビジネス、自分のやりたいことをやる時間に当てていけばいいと思うんですよね。
そういう話ですよ。
だから、質問をされた時もそうだし、スキルシートもそうですよ。
企業が求めてそうな答えを答えられるかが、勝負なんです。
あなたの性格明るいですか、って例えばそういう話聞かれないかもしれないですけど、明るいって答えた方がいいのか、暗いって答えた方がいいのか、くらいわかるでしょっていう話ですよ。
だから、明るいです、っていうエピソードを語れればいいし、エピソードが別にぶっちゃけて言ったら作り話でもいいんですよ。
こういう経歴、こういう経験を持った人が、明るい人なんですって伝われば別に何でもいいんです、はっきり言って。
言ってることわかりますかね。
なので、貧乏な人ほど正直に生きてるっていうか。
正直にいきてくことは大切なんだけども、その辺は自分のビジネスをやるときにしてください。
誰かから仕事を請け負う場合は、その人が求めている仕事をしてくれる、役者さんを探してるわけだから、その役者になりきれすか、っていう話をされているわけですよね。
そういうことです。
だから、プログラミング経験が少ないなあって自信がなかったとしても、プログラミングできますか、って聞かれたら、プログラミングできますって答える、って言う。強気に。
どれくらいできますかって聞かれたら、これだけの期間、例えば半年だったとするじゃないですか、プログラミングしてた期間が。
で、それを自分自身が少ないと思ってるわけじゃないですか。
じゃあそれをどう言うかだけなんですよ。
例えば半年しか、もう全然始めたばっかりで、僕は半年しかやったことありませんって言っちゃうと、あ、半年しかないんだ、って思うし。
いや、ここのスキルシートに書いてあるのは半年しか経験はないんですけれども、平日の夜も趣味でコーディングしてたり、勉強会に参加したり、プログラミングスクールに行ったり、友達のエンジニアに色々教えてもらっていたりしていたので、土日も、みたいな。
なので、半年しかないんだけれども、実力は、その辺のエンジニアに負けないくらいの実力はあると、自信はあります、みたいな。
こういうアプリも作ったことありますって言ってポートフォリオを、自分の作品を見せられたら、たった半年でこれだけやったの?、みたいな。
逆にプラスになるわけですよね。
なので、どういう風に言い回すかだけで、とにかくポジティブに伝わるように、言っていくんですよ。
そういう風に言って大したことないって思われたらどうしようって思うから強気に言えないわけなんですけども。
それを言ったからといって、評価してもらえたらラッキーだし、してもらえなかったら、あ、そ、みたいな感じなんですよ。
半年しかやってないけど、こうでこうでこうで、だから僕はこれだけ頑張ってきてるから、十分この期間でも足りてるんです、と。
むしろこれだけの期間で一生懸命やってきた自分を評価してもらえたら嬉しいです、くらいの話をして。
でも実際の本当のスキルは半年しか経験がないんだから、あんまり微妙だよねって例えば言われたとするじゃないですか。
それだったら別に、あ、そうですか、って。
残念ですね、みたいな。
でも逆に、例えば渋谷のベンチャー企業とか、要はポジティブな会社とかの人だったら、頑張ってるというか、これからの伸びしろっていうか、潜在能力っていうのを評価してくれて、この人なら頑張ってくれそうだし、3年4年5年、10年とやってきても、うだつの上がらない、しょうもないエンジニアもいっぱいいるわけですよ。
だけどもたった半年でもすごい実力を身につけているエンジニアも知っている、というような人だったら、実際そういう人いますからね。
この人もそういう、短い期間で、すごいスキルを身につけていく人なんだなって評価してもらえたとしたら、仕事もらえるわけですよね。
その仕事就いてから、要はポジティブに仕事をいただけるわけだから、そこで実力をつけていけばいいだけの話だし、もっと自分らしく仕事をやっていきたいって思うんだったら、自分のビジネスをやってください。
ITにしろ、なんにしろ、そういうことです。
だから、面接、面談での振る舞い方、答えの見つけ方っていうのはそういうことです。
まず最初に、段取りとして企業の人が一緒に行ってくれている営業マン、じゃあ今回の面談を始めさせていただきます、と。
まずはエンジニアから自己紹介をしてもらいましょう、っていう話をされるんですね。
だから、そこで3分〜5分くらいで、簡潔に分かりやすく、今までの自分の経験について話して、今回の案件でこういうウェブサイトを作ってもらいますよっていう話だったら、そのサイトに対して貢献できそうな過去のスキルとかを話せたらいいですね。
まず5分の中で話すのが、僕の場合は、特に古い順から言ってますね。
僕自身、まだ30歳ということもあって、50歳とかの方と比べると、そこまでバーっとスキルがあるかというとそうでもないので。
昔、僕の場合だと簡単に言うと、最初にトヨタ自動車のレクサスという車の開発に携わりました、と。
2年半働いて、そこでエンジニアとしてプログラマーとしてのイロハを学びました、と。
そこでウォーターフォール型でキッチリとした設計書を残しながら、傑出したコーディングとテストを行って、リリースするっていう形の、硬い、こうやってやったら絶対品質を保てる案件を一つ経験しました、と。
そこから卒業して、東京に出てきて、もっとクリエイティブで、自分のやりたい仕事ってなんだろうな、と思ってたところ、自動車以外でも、違う業界の開発に携わってみたいと思ったので、なんでもいいからということで探していたら、パチンコ・パチスロの案件に出会いました、と。パチンコ、パチスロの案件でコーディングスキルを身につけました、みたいな。非常に短い時間で、仕様がガラガラ変わる中で、どんどんコーディングを進めてとにかくスピーディに開発を進めていくノウハウを身につけました。それから、パチンコ・パチスロもある程度ひと通りできるようになったので、今度は人工知能、AIの仕事がありますよって言われたので。
それは面白そう、って思って、その仕事をやってみました、と。
そこでは、研究みたいなのしてて面白かったんですけども。
要は解析する精度をどんどん上げていくために、どういうロジックにしたらいいかっていうのを、数式を眺めながら考えるっていう。
数式を考えた後は、コーディングに落として、プログラミングして、それで結果を見て、確認して、よくなった、悪くなったっていうのを確認していく、っていうやつですね。
そこでまた色々と学びました、と。
次に、世の中web系が大事だなと思ったので、webに繋がってないものってないじゃないですか。
世の中はwebに繋がっているものばっかりだから、アプリとかなんにしても。
なのでweb系の技術をもっと磨いていきたいと思ったので、web系の仕事をすることにしていきました、と。
なので、バックエンドとかフロントエンドがあるような案件に就いて、今に至ります、みたいな。
簡略化しましたけど大分、そういう話です。
だから、今はweb系を希望してますよっていうストーリーになってます。
自分が今まで何屋さんだったかっていうことと、なぜそういう業界を変えてきた、とか、仕事を変えてきたのかっていうのを、明確に分かりやすく企業の人に伝えるっていうことが大事ですね。
一体何考えてるかわからない、どこの誰だか分からないってなると、結構不安ですよね。
あなたは何の仕事をしていますか、って言われた時に、別にIT関係なくですよ、あなたは何の仕事をしていますか、って言われた時に、金融系です、とか、物販系です、とか意味不明に濁す人いるんですよ。
僕の場合は、トヨタ自動車でレクサスを作ってました、とか言っちゃうんですよ。
なんで何をやってたかはっきり言った方がいいかというとですね、怪しい。
例えば、あなたは何してる人なんですかって聞いて、たまに、ニートです、とか言う人いますよね。
じゃあなんで外に出てんの?っていう話だし。
わざと自分の不思議さを醸し出そうとわざとする人いるんですけれども、気持ち悪いですね、逆に。
聞いてる方としては。
教える気がないんだったらそれでもいいんですけれども、相手にもしも、ちゃんと信用してもらいたいのであれば、自分が今まで何をしてきたかっていうのは、隠す必要のないことは、はっきり言った方がいいです。
あー、それね、みたいな。
どこどこっていう会社の、パナソニックっていう会社の、ソニーっていう会社で働いてました、とかね。
で、こういう仕事を作ってやってました、とか。
で、これ以上細かいことは企業秘密にも触れるので言えませんが、みたいな。
細かいことは言えない理由も、ちゃんとはっきり言ってあげれば、あ、そうだよねってなるわけですよ。
逆に濁す理由がわかんないのに濁されると、この人大丈夫かなって思いますよね。
なので、そこら辺はっきりした方がいい、大学名もできれば言った方がいい、しょうもない大学でもいいので。
その方が信頼が得られますので。
意味不明に隠されると、逆に仕事も一緒にしたいと思わないし、案件も取れない、可能性も高いのでね、そういうところは気をつけた方がいいかなあ、と思いますね。
あと、最後に、質問ありますかって言われた時に、自分のPRした後に、じゃあうちの案件のこと話すね、うちでやってもらおうとしてる仕事について話そうと思うんですが、とか。
で、あなたのスキルについてちょっと質問したいんですが、ここのこれはどういう言語でしたか、とかね。
何人くらいでやってたんですか、とか聞かれたり、質問されますよね。
逆に、エンジニアの方から、企業の、私たちの仕事に対して何か質問ありますか、とか、言うこともあるので、そこで必ず質問するようにしてください。
質問ありません、っていうのはなしです。
興味ないの?って思われるから。
なので質問は必ずするようにしてください。
残業代出ますか、とか、残業時間何時間ですか、とかはあんまり聞かない方がいいと言われていますね。
どういうこと聞いたらいいかって言ったら、その会社の雰囲気とか、自分のその会社とか案件に興味のあることとか、できれば専門的な知識、プログラミングの言語は何ですか、とか、ツールは何ですか、とか。
そういうことですね。
自分が使ってるエディタ使っていいんですか、みたいな話とか。
あとは、統合環境開発ツールは何使ってますか、とか。
そのことについて、結構詳しい人じゃないとできない質問をできると、こいつ分かってんな、って思ってもらえるわけですよね。
そこはね、案件によって全然違うので、僕の門下生の場合は面談に行く前にこういう質問をしなさいって言うんです、事前に渡して。
それをさせるようにしてるんですけどね。
やっぱ、こいつできるな、と思われるようなことが言えるのがかなり重要になってきますね。
あと、僕も意外とできないんですけど、緊張すると結構忘れるんですけど、女性はうまいと思うんですけどね、笑顔にした方がいいですね。
僕は全然もう、すぐ緊張したりすると、あまり笑顔にならないし。
普段からそんなブスッとしてるのか知らないですけど、あまり笑顔を作れないタイプなので、入った瞬間からニコニコした状態で、よろしくお願いしま〜す、みたいな感覚が大事ですね。
これ本当に企業によるんですけど、明るく、声が大きく、ハキハキと喋って、ニコニコと、営業マンに近いくらいのコミュニケーション能力発揮できるエンジニアがベストだと思ってたんですけど、そうでもないんですよね。
結構暗〜いトーンで、仕事してるわけですよね、エンジニアっていうのは。
なので、そのおじさんたちが暗〜いのに、めっちゃ明るいハイテンションなエンジニアが面談に来たら、ちょっと大変そう、しんどそう、仕事すんの大変そう、って思われたら、落とされるわけですよね。
仕事なしで、みたいな。
なんかちょっと雰囲気合いません、みたいな、話になるから、できるだけ逆に、その人に合わせたトーンの方が、採用はもらいやすかったりしますが。
どっちにしろ、暗すぎるのもあり得ないので。
明るすぎるのも、まだマシだけど、暗すぎるのはどうにもならないので、そこも何とか、気をつけた方がいいですね。
たまに、僕も営業してて、昔フリーランスでした、っていう人がいたんですよ。
何で辞めたんですかって言ったら、営業がヘタだから、みたいな。
俺が全然、面談のノウハウを教えてあげたら何とかなったのになあって思う人もたまにいるんですけどね。
そういうことで、企業との、人との空気を合わせたりとか、できるだけ明るく接したりとか、そういうところが結構重要になってくると、思います。
ということで、他にも色々あるんですけど、その個人個人にあったアドバイスをしてるので、興味があればセミナーや個別相談に来てみてください。