このストーリーは特にやりたいことがあるわけではないが、とにかくこのままではなんか嫌だ!
を繰り返しながら自分の理想の行き方を追い求めていく一人の平凡な男のストーリーである。
世の中にはすごい人もいればダメダメな感じの人もいるだろう。
以前流行ったビリギャルのように私は圧倒的な落ちこぼれでもなく
もちろん秀才でもない。
平凡代表といえば自分のことだろうと思う。
今となっては、自分はすごい系のやつと勘違いされることもあるけど、はっきり言って見当違いも甚だしい。
なんの取り柄もない自分が唯一非凡だったことがあるとすれば
よくじいちゃんに「平凡に行きなさい、それが幸せなことやで」と言われたけど、「それだけは嫌!」っていつも言っていたことくらいか。
目次
- 1 【収入よりやりがい!時代】
- 2 【何がやりたいかわからなくなった時代】
- 3 【それでもやっぱり自動車業界はイヤ!からのたまたまフリーランス時代】
- 4 【パチンコ嫌いだけど自動車業界よりましでしょ時代】
- 5 【パチンコ以外で!もっと稼げる案件はないのか?時代】
- 6 【人工知能(AI)なら面白そうやん時代】
- 7 【やっぱりどうやらWEB系エンジニアが熱いらしい時代】
- 8 【市場価値を上げるための修行時代】
- 9 【稼ぐためだけの仕事からやりがいあるやん!時代】
- 10 【WEB系エンジニア全然足りてへんやん時代】
- 11 【そうや!これからWEB系エンジニア輩出しよう時代】
- 12 【30歳になってやっと自分のやりたいことが明確になってきた時代】
- 13 【これからワクワク時代に突入】
【収入よりやりがい!時代】
私は大学を卒業と同時に自動車会社のアイシン精機に就職しました。
クリエイティブでかっこいいと思ったからです。
やりがいを持って仕事ができれば収入のことはさほど重要ではないと考えてもいました。
実際、就職して働き始めるとはっきり言って最悪の労働環境でした。
ここではっきり言っておくと、これから就職転職をお考えならエンジニアとして金融業界と自動車業界で
働くことはやめておいた方が身のためです。
なぜならその業界から足を洗った人が口を揃えて、
「もう二度と仕事で関わりたくない業界です」と言います。
僕も同感です。
誤解のないようにお伝えしておくと
大前提に自動車が大好きだからどんなに過酷な労働環境でも構わないという方は自動車業界でも幸せでしょう。
金融業界のエンジニアとして社会の金融システムを作りたい!などの自分のやりがいとやる意味が明確な人は金融業界でもいいでしょう。
ただなんとなく大企業に属したほうが生活が安定しているし労働環境もいいだろうという理由で次の就職先に選ぼうとしているのならお辞めになったほうが賢明です。
こんな話をしていると、「それでは日本の重要産業である自動車業界で自動車を作る人がいなくなるじゃないか!金融システムもやはり社会に必要なものだから作らないといけない。あなたの理論を伝えることはそういう重要な業界を衰退させることに繋がるんじゃないですか?それならその2つの業界がより良くなる方法を提示したり働きかけをするべきじゃないですか?」というご意見をいただくことがあります。
とてもいい意見だと思いますが、もっともそうな話ですがその業界で働いたらすぐにわかることでしょう。
腐った大きな組織は中からも外からも変化させることはできない。というのが答えです。
そんなことに時間と労力を使うのは実に無駄というもの。
大きな事件が起きなければ、そういう組織は重い腰を上げられないのです。
電通の事件のようにね。
組織に関わらず、人もまた痛い目を見ないと人は変わらない
と思っています。
例えば、子供にシートベルトをしなさいと言ってもなかなかしません。
そんなある日遊園地のゴーカートに乗りました。案の定シートベルトをせずに発信しましたが、次の瞬間他の子のカートと衝突してしまいました。
その時反動で顔面を強打して大泣きしたのです。
その人帰りの車ではシートベルトをしっかり締めて帰りましたとさ、終わり。
まぁ人ってそんなもんですよ、人の集合体である組織もまた同じ。
ということで、私は3年目の25歳の誕生日に自動車業界から卒業しました。
このとき硬く心に誓っていたことは、こんなクリエイティブさのかけらもないエンジニアという職業をやめることでした。
【何がやりたいかわからなくなった時代】
つぎに何がしたいかと言うと決まっていなかったけれど
とにかく、自分の経営者の仲間がいる東京に引っ越すことにしました。
エンジニア以外の仕事で月収25万円くらい稼げたらなんでもいい、という条件で仕事探しを始めましたが
なかなかいい仕事が見つからず貯金はどんどん減っていきました。
飲食店は肉体労働で大変そうだと思ったので、ストレスのないデスクワークがいいと思い「コールセンター時給1700円」に
応募しましたが、履歴書で落とされました笑
学歴と経歴があり過ぎると逆にダメでした。社会ってこういう風になっているんですね。
・・・もしかして自分って社会に必要ない人?;;なんて思いながら
仕事が決まらずもんもんとしていたある日、「高時給 バイト」でググってみました。
すると「キャバクラの求人」で画面が埋め尽くされました。
このとき「女はいいな」とちょっと思いましたが気を取り直して「高時給 バイト 男性」で再検索すると
SE時給3000円!というのが目に飛び込んできましたw
「これだ!」ということで結局、金に目がくらんであっさりエンジニア業に戻る気になりました笑
社会に出てわかったことですが、自分の好きなことをして暮らすにはお金が必要と言うこと。
ある派遣会社を通して、時給2000円でHONDAの派遣社員として半年ほど働きました。
【それでもやっぱり自動車業界はイヤ!からのたまたまフリーランス時代】
TOYOTA系ほど人間関係が殺伐としていることはありませんでしたが、やはりやりがいもなく面白くありませんでした。
ある日、エンジニア友達のこいっちゃんが「フリーランスエンジニアになって月収50万になった!」と言うので、
「自分にもできるかな?」ときくと
「できるんじゃない?」と言われたので
「ならやる~☆」って感じでフリーランスになることにしました笑
そして早速エージェントに登録して営業を開始しました。
とにかく!自動車以外で!都内で!できる仕事ならなんでもおK!
ということで決まった仕事が、パチンコ開発月収55万円でした☆
毎月ボーナスやんけwと思いつつ、自動車業界からの脱却と収入2.5倍の喜びに浸りました。
【パチンコ嫌いだけど自動車業界よりましでしょ時代】
パチンコはやらないし、嫌いでしたが開発ならいいか!ってことでやり始めました。
人間関係もゆるく和気藹々としているので自動車業界から来た私にとってはパラダイスでした。
ここで始めて大量のプログラムを書くことになりました。
パチンコには画面制御と出玉制御がありどちらもできるようになりました。
画面制御というのは、パチンコ画面の演出に関わる画像をどのタイミングで表示するかを制御するプログラムです。
出玉制御というのは、大当たりとかリーチとかの演出の抽選を制御するプログラムです。
やっててそこそこ楽しかったですが、所詮は組込み系Cなので今後は衰退するしかない技術なので関わらない方がいいです。
当初の私はこのスキルが市場価値が高いか低いか判断できずにいましたが
とにかく「一生やる仕事ではないな」と思っていました。
といいつつも、ゆるーく居心地のいい業界だったので割と長居してしまったかなと。
そろそろ飽きてきたころに、「よしパチンコ卒業!」ということにしました。
【パチンコ以外で!もっと稼げる案件はないのか?時代】
エージェントに登録しているとどうやら80万円以上の案件もちらほらしていることにきずきました。
このときはなんなのか知りませんでしたが、これがWEB系案件と言うやつです。
どうせなら高い単価の案件がいい!エージェントに言うと「小松さんは組込み系なので無理です!」
「・・・ガーン!」
「そしたら今のスキルでできるだけ高い案件お願いします!」
ということで決まったのが人工知能(AI)開発の単価75万円でした。
【人工知能(AI)なら面白そうやん時代】
ヤフーの翻訳エンジンの翻訳精度向上の研究開発でした。
人工知能にはいろいろありますが、ここでやっていたのではSVM(サポートベクトルマシン)という数学の機械学習という分野です。
私は大学時代にちょうどこの学問を勉強していたこともあって復習程度で取り組むことができたので何とか対応できましたが、
理系出身でない人は手お出さないほうが無難かな?という感じです。
具体的には東工大のAIの研究をされている教授と会議を重ねて、SVMの数式をプログラミングしていくと言う内容で、
難しかったですが興味もあったので楽しく仕事ができたかなと思います。
1年ほど案件に関わった後にまた次の案件を探すことになりましたが、AIの案件はそこまで多くないため
次の案件を探すのに難航しました。
原因は自分のスキルがいろんな業界業種に分散していたためでした。いわゆる器用貧乏。
ここで始めて、市場に多くある案件にマッチするスキルを身に付けた方が仕事が安定するし、単価も高くなるのではないか?説が浮上しました。
【やっぱりどうやらWEB系エンジニアが熱いらしい時代】
「それじゃーそういう市場価値の高いエンジニアのスキルってなんですか!?」ってエージェントに質問すると
「そりゃー圧倒的にWEB系エンジニアのPHPとかJAVAとかRubyですね」
「WEB系やりたい!」
「小松さんは経験ないので教育枠で単価安くなりますよ?45万円とか」
「・・・ううぅ」
【市場価値を上げるための修行時代】
結局、単価を抑えてPHP案件に決めました。
C++出身の私にとってPHPははっきり言って楽勝でしたw
フレームワークの概念を理解するのに時間がかかりましたが、トータルで2週間でキャッチアップしました。
いくつかの言語を使えるようになると、新しい言語を習得するのが容易になってくることがわかりました。
WEB系の概念にフロントエンドとバックエンドというものがあり、どちらもできるエンジニアが2017年現在だと
もっとも市場価値の高いエンジニアといえるでしょう。
※「市場価値が高い」≠「スキルが高い」ですのでご注意ください。
ここまでとにかく行き当たりばったりで、我武者羅に前進してきた私が立ち止まり業界全体を見渡すようになりました。
「IT業界で市場価値の高いエンジニア」=「多くの企業がこれから新たに取り入れていこうとしている技術を持っているエンジニア」
要するところこれから流行る技術を習得していれば収入が高いエンジニアになるし、流行らない技術しかできないエンジニアはどんどん収入が下がっていくって言うことです。
まぁどんなに価値が低くなっても、美容師や料理人やネイリストより時給が低くなることはありませんが。
やはり、今後伸びていくのはweb系のバックエンドフロントエンド開発です。
言語はHTML,Javascript,RubyonRails,ポスグレ,mysqlあたりが鉄板です。
ゲーム開発がしたい人はUnityとかの3Dモデルを扱うことができるようになればかなり強いですね。
端末で言えば、PCおよびスマホのブラウザ(クロームが主流)が基本で、アプリ開発は縮小傾向になるのでは?(個人的な希望w)
なぜかと言うと、個別の端末のハード環境に合わせてアプリを開発するのは大変だしOSのバージョンアップで毎回対応すると言う運用コストもバカにならないが
ブラウザなら端末依存の問題がほぼないに等しいからです。
今後1,2年後に急激に需要が伸びることが予想されるのがMR(ホロレンズ)やVRの開発スキルです。
【稼ぐためだけの仕事からやりがいあるやん!時代】
というわけで、いったんは単価を落として市場価値の高いスキルにシフトチェンジしたのですが、結果的に大軽快だったなと思います。
当初、WEB系へのスキルチェンジの目的は収入を上げるためでしたが、やっているうちに楽しくなってきましたしやりがいもみいだせるようになりました。
これは偶然の副産物でとてもラッキーだったなと思います。
WEB系エンジニアになることで得られるメリットは8個あります。
1. 収入が高い
2. 仕事探しに困らない
3. 自分で企画したシステムやサービスを自分ひとりで開発できる
4. 最先端に関われるというのはエンジニア冥利に尽きる
5. メーカーのように人間関係が殺伐としていない
6. ノマドワーカーやITベンチャーの起業という選択肢も!?
7. 開発スピードが圧倒的に速いので仕事ができる人材になれる
8. 先輩が怒ることも少ない。なぜなら忙しいから起こってる暇があるなら教えるよっていうスタンス
【WEB系エンジニア全然足りてへんやん時代】
っていういいこと尽くしの業界はなんといっても人材不足。
スクールなども増えてきて、人材も増えつつありますが、それより求人の増加速度のほうが上です。
私が聞く限りではテックキャンプっていうのが安くていろいろいいですね。
【そうや!これからWEB系エンジニア輩出しよう時代】
ということで、私自身も勉強会を開いておりますのでよかったらご参加ください。
web系エンジニアはいいんだけど、この爆発的好景気の業界でその恩恵を受けるには
りフリーランスになるのが絶対におすすめです☆
ということでWeb系フリーランスエンジニアになるためのコンサル業もはじめました。
2017/02/07現在で21人のフリーランスエンジニアを輩出しました。
私がコンサルをしてフリーランスになれる確率は21人中21人=100%ですw
はっきりいって私の言うとおりやればフリーランスエンジニアになるなんて楽勝ですね。
もし私の言うとおりやらない場合はなれないであきらめる人も多いと思います。
私がコンサルする人は3つ条件があります。
1. 礼儀正しい
立ち位置わかってない系の人は関わりたくないです。
- 素直
やったことないことを自分のやり方でやろうとする人は成功無理です。 -
行動する
有言実行。当たり前ですね。年齢が上がるとこれができなくなります。かわいそうですね。
この条件を満たした人しか相手にしないから、私のコンサルが結果を出す確率100%を保っているのでしょう。
【30歳になってやっと自分のやりたいことが明確になってきた時代】
20代はとにかく自分がやりたくないことから逃げて我武者羅に突き進んできました。
その結果、いろんな業界業種の企業と深く関わることで社会の構造もわかってきました。
気が付けば30歳になっていましたが、ここに着てやっと自分のやりたいことがみえてきました。
もともと、今より良くなりたいと思う人を応援するような仕事がしたいと思い行動してきました。
今後やって行きたいこと
1. より多くのWeb系エンジニアを輩出する コンサル
2. プログラミング未経験から一人前にするまでのスクール
3. エンジニアコミュニティの構築
4. エンジニアのためのビジネススクール
5. 子供の習い事としてのプログラミング教室
【これからワクワク時代に突入】
お客様に感謝されながら人脈が増えていくと言うのはとても嬉しいことだしワクワクしますね^^