さて、今回は
「いちばん簡単なオリジナルアプリの開発方法」
についてお話ししていきたいと思います。
なぜこの内容を話すかというと、
「プログラミング学習は作品作りが全て」
だからです。
あのメールを送ってから
何通か反応をいただいたので、
今回はちょっとだけ深く掘り下げてみたいと思います。
正直なところ、
今日話す内容はアカデミーで教えている一部に当たります。
だからあまり教えたくはなかったんですが、
致し方ないです。笑
お話する変わりに
しっかりと行動に移してくださいね!
| 作品作りの始め方
では、さっそく本題に入っていきましょう。
と言っても、
自作アプリをいきなり最初から作るのは誰しも難しいです。
なので、教材のサンプルを改造することから始めるといいでしょう。
出来上がったサンプルに機能を2~3個追加してみるだけです。
そうすることによって『プログラミングの基礎サイクル』が身につきます。
| プログラミングの基礎サイクルとは?
これに関しては、
以前のメルマガでちょろっと話しましたね。
忘れちゃった人もいると思うんで、
改めて確認しますね。
基礎サイクルとは
プログラミングをしていく流れのことです。
これは初心者でもプロでも同じサイクルで行うんですね。
基礎サイクルは
『定義』『調査』『実装』『修正』の4つです
例えば以下の様な感じです。
定義: メール送信機能をつけたい
調査: Googleで『Rails メール送信』などで検索する
実装: わかり易いページを探して見本のコードを写す
修正: エラーが出たら修正したり、改造する
今はイメージが湧かないと思いますが、
やってみるといたって当然の流れなんだと分かってきますので
ご安心してください。
これを回してくことによって、
教材を写す延長線上で加えたい機能を加える事ができます。
今までは教材を写すだけでしたが、
これからは、ネット上の無限の情報量の中から
オリジナルの教材を創っていくイメージです。
最終的にはどんどんスピードと精度が上がっていって、
自分でコードが書けるようになります。
| 作品作りの流れ
では、本格的な自作アプリの作り方の流れを説明していきます。
作品作りの流れは、
『企画』、『設計』、『実装』の3つです。
言い換えると、
アイディアを考えて、設計に落とし込み、
創っていくことです。
詳しいやり方は割愛しますが、
参考までにそれぞれのコツをご紹介します。
| 企画
作品制作をするためには、
当たり前ですが「アイディア」が必要です。
そのアイディアを形にしていくために企画を行います。
ただ、企画は奥が深いので、ここではシンプルですがパワフルなやり方をご紹介します。
趣味や仕事と、既存のアプリやサービスを掛け合わせる方法がシンプルですがパワフルです。
例えば、趣味と既存アプリを掛け合わせた場合は
写真(趣味) + Twitter(既存アプリ) = Instagram(アイディア)
などといった具合で考えることができます。
| 設計
企画を実現するために、
必要とされる機能や性能などを具体的に検討する必要があります。
方法としては文章や図にして書き出していきます。
ためしに企画で例としてあげたInstagramを元に設計をしてみます。
| 機能リストをつくる
どのような機能が必要か
文章で書きだしていくことが基本です。
「メール送信機能」
「見積もり機能」
といった具合になるべくイメージが湧くように書きましょう。
| ワイヤーフレームを書く
また、機能をリストではなく、
図として書きだすことで、
視覚的に分かりやすくしたものをワイヤーフレームといいます。
視覚的で直感的に分かりやすいため、
よく利用されています。
そのワイヤーフレームを簡単に書くことができる
Cacooというツールがあるので活用してみましょう。
設計は機能をシンプルにすることがコツです。
理想は機能数を3~5個以内に抑えるといいでしょう。
| 実装
実装とは、
設計を元にしてコードを書いていく作業のことです。
設計でリストアップした機能リストを、
教材の改造と同じ要領で、
基本サイクルを回してどんどん開発していきます。
これによって、作品が徐々に形作られていきます。
教材の学習が終わったら、
『作品作り』という実践的な学習をすることで実力がつきます。
それによって自分の作りたいものを作れるようになるし、
仕事の獲得や転職もできるようになるのです!
ぜひチャレンジしてみてください!